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2010年07月28日

「魚偏漢字湯呑」入荷しました [豊洲店]

「これって、何て読むの?」
そう何度も聞いては、両親を困らせた日を思い出しました。
鮪、鯵、鰹、鰤、鰯、鯉…。
魚偏の漢字が一面に書かれた湯呑み。
お寿司屋さんで、誰もが目にしたことがあると思います。

今回ご紹介するのは、その湯呑の印象を大きく変える「魚偏漢字湯呑」です。

この湯呑を製造しているM.M.Yoshihashiは、瀬戸物で有名な愛知県瀬戸市において、
陶磁器づくりの命ともいえる「型」を永年作り続けているメーカーです。
瀬戸・美濃地方の陶磁器産業では、自社で生産のほとんどをこなすメーカーもなくはない
そうですが、生産工程ごとにそれぞれの業者が協力し合い一つの製品を製造する
分業制が一般的のようです。
そのような中で、M.M.Yoshihashiが「型屋」としてこれまでに培った技術を生かし、
大量生産の流れから少しはずれたところで自社オリジナル商品を手間隙かけて作りました。

原型である型は、すべて職人による手作業で彫られています。
55文字の漢字を彫るのに、どのくらいの時間が費やされたと思いますか?
一文字に約30分間ほど掛かったということですから、ざっと計算しても1650分。
時間を聞いただけでも、気の遠くなる作業です。
また、表面にはあえて釉薬をつけずに、一つひとつをサンドペーパーで仕上げ、
透き通るような日本の「白」を美しく表現しています。


「外国製の商品と見分けのつかない商品ではなく、今のライフスタイルに合った
特徴のある商品を提案したい」
移りゆく日本人のライフスタイルの中で、陶磁器の価値を新たに見出すということ。

型屋だから、できること。
型屋だからこその、願い。
型屋であるという、誇り。
そうして、その技術を前面に表した「魚偏漢字彫付湯呑」が、ここに誕生したのです。

落としてしまえば割れてしまう食器たち。
けれどその誕生には、作り手の強い想いが込められている。
その温度を十二分に感じられる、新しい日本の湯呑です。

奥深い陶磁器の世界。
まずは、触れてみてください。


M.M.Yoshihashi
魚偏漢字湯呑(マット仕上)  
白磁
2,940円(税込)


豊洲店スタッフ 松原 珠理

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